災害に強い家を建てよう!地震・水害から家族を守るための賢い選び方
地震大国と言われる日本において、災害への備えはもはや必須です。
せっかく手に入れたマイホームが、災害によって大きな被害を受けてしまっては、元も子もありません。
この記事では、災害に強い家の選び方について、土地選びから構造、設備、間取り、耐久性まで具体的なポイントを解説していきます。
安心安全な住まいを手に入れ、家族を守り抜くための知識を身につけましょう。
災害に強い家づくりを考える上で、まず理解しておくべきなのが、どのような災害リスクがあるのかということです。
日本の住宅は、地震や台風などの自然災害に常にさらされています。
日本は世界的に見ても地震活動が活発な地域です。
熊本地震、東日本大震災、阪神・淡路大震災など、多くの大きな地震が発生し、甚大な被害をもたらしてきました。
特に、首都圏では、今後30年以内にマグニチュード7クラスの地震が発生する確率が非常に高いとされています。
近年、地球温暖化の影響もあり、集中豪雨や台風による被害が深刻化しています。
線状降水帯の発生などにより、短時間に大量の雨が降るケースが増加しており、各地で浸水や土砂災害が発生しています。
これらの災害リスクを理解した上で、適切な対策を講じることで、家族の安全を守ることができます。
では、具体的にどのような点に注意して家を建てれば、災害に強い家になるのでしょうか?
土地選びから構造、設備、間取り、耐久性まで、それぞれのポイントを解説していきます。
災害に強い家づくりにおいて、土地選びは非常に重要です。
まず、ハザードマップを確認し、地震や洪水などのリスクが高い場所を避けるようにしましょう。
ハザードマップは、市町村が作成しているもので、地震や洪水などの災害発生時の浸水想定区域や土砂崩壊危険区域などが示されています。
家の構造は、地震に対する強さに大きく影響します。
木造住宅の場合、耐震性が高い構造として、以下のものが挙げられます。
・金物で接合された構造
・耐力壁を多く配置した構造
・基礎と一体化した構造
住宅会社によって採用している構造は異なりますので、それぞれの構造の特徴や耐震性能について、しっかりと比較検討することが重要です。
災害時に役立つ設備を取り入れることも、安全な暮らしを守る上で重要です。
・太陽光発電システム・蓄電池
停電時でも電力を供給することができるので、生活の支えになります。
・雨水タンク
水道が止まった場合に、生活用水として利用できます。
間取りにも、災害に強い家を建てるための工夫があります。
・シンプルな間取り
複雑な形の家よりも、シンプルな四角形のほうが地震に強い傾向があります。
・開口部を小さくする
大きな開口部は、地震や台風で破損するリスクが高まります。
家は、地震や台風などの災害に耐えるだけでなく、長期間にわたって安心して住み続けられるように、耐久性も重要です。
・耐久性の高い建材
外壁タイルやガルバリウム鋼板など、耐久性の高い建材を選ぶことで、建物の寿命を長くすることができます。
・定期的な点検
定期的に点検を行い、建物の劣化や不具合を早期に発見することで、大きなトラブルを防ぎ、安全性を維持することができます。
災害に強い家は、土地選びから構造、設備、間取り、耐久性まで、あらゆる要素を考慮して建てる必要があります。
この記事で紹介したポイントを参考に、家族の安全を第一に考え、安心安全な住まいを手に入れてください。