• 2026.03.25
  • #家づくりコラム

震度1でも揺れる家は構造や劣化が原因?新築でもできる対策とは

震度1でも揺れる家は構造や劣化が原因?新築でもできる対策とは

日常生活で感じるわずかな揺れ。
気象庁の震度階級では「震度1」と発表されるような小さな地震でも、自宅が揺れるのを感じて不安になった経験はありませんか?
「こんなに小さな揺れで家が動くはずがない」「もしかして、家のどこかに問題があるのでは?」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
今回は、なぜ小さな地震でも家が揺れてしまうのか、その原因と、安心して暮らすための対策について解説します。

震度1でも家が揺れる原因

新築でも微細な地震で揺れる

新築の家であっても、震度1程度の微細な地震で揺れを感じることがあります。
これは、地震の揺れに「耐える」ことを目的とした耐震工法が採用されているためです。
耐震構造は、建物の骨組みや接合部を強化することで、地震の衝撃に耐え、倒壊を防ぐように設計されています。
しかし、その構造上、ある程度の揺れは許容しており、それが微細な地震でも感じられる原因となることがあります。
また、新築であっても、地盤改良工事、壁の量、構造設計、耐震金物の固定などに不備があると、想定外の揺れが生じる可能性も指摘されています。

揺れは構造や劣化が原因

家が微細な地震で揺れる主な原因は、建物の構造上の問題か、経年劣化による問題に分けられます。
構造上の問題としては、前述した設計・施工上の不備のほか、地盤の緩さなどが挙げられます。
一方、建築後長い年月が経過した家では、雨漏りや水漏れによる柱や土台の劣化、シロアリ被害などが進行し、建物の強度が低下している可能性があります。
屋根や外壁の損傷、建具の建付けの悪化なども、建物の老朽化を示すサインとなり得ます。
これらの要因が複合的に影響し、小さな揺れでも家全体が揺れやすくなっていると考えられます。

揺れる家への対策

耐震補強と構造確認

揺れやすい家への対策として、まず耐震補強と構造の確認が挙げられます。
耐震基準は1981年6月、そして2000年に強化されており、建築時期によって耐震性は異なります。
専門家による住宅診断(ホームインスペクション)を受け、建物の平面形状や、柱・梁、壁などの構造体に問題がないかを確認することが重要です。
診断の結果、耐震性に不安がある場合は、筋交いや構造用合板の追加、接合部の補強といった耐震リフォームを検討しましょう。
これにより、地震の揺れに耐える力を高めることができます。

制震免震装置の設置

建物の揺れを抑制するためには、制震装置や免震装置の設置も有効な対策です。
制震装置は、建物内部に設置されたダンパーなどが地震のエネルギーを吸収し、揺れを軽減する仕組みです。
繰り返される揺れにも対応しやすく、建物の損傷を抑える効果が期待できます。
一方、免震装置は、建物と基礎の間に設置され、地震の揺れそのものを建物に伝わりにくくするものです。
より高い効果が期待できますが、設置には建物の設計段階からの検討や、比較的高額な費用が必要となる場合があります。

劣化調査と改修

建物の劣化が揺れの原因となっている場合は、専門家による詳細な劣化調査を行い、適切な改修を行うことが不可欠です。
特に、雨漏りによる構造材の腐朽や、シロアリの被害は、建物の強度を著しく低下させます。
柱や床の傾き、壁のひび割れ、建具の不調なども、建物の健康状態を示すサインです。
これらの兆候が見られる場合は、放置せずに早めに専門業者に相談し、必要に応じて補強工事や防水工事、防蟻工事などの改修を行いましょう。
建物の劣化を食い止めることで、地震への耐性を維持・回復させることが可能です。

まとめ

震度1という小さな揺れでも家が揺れる原因は、建物の構造上の問題や経年劣化に潜んでいることが考えられます。
新築であっても、あるいは築年数が経過した家でも、原因は様々です。
大切な住まいと家族の安全を守るためには、こうした揺れの原因を理解し、耐震補強や構造・劣化の確認、制震・免震装置の導入といった対策を講じることが重要です。
定期的な点検と、必要に応じた改修で、地震に強い住まいを維持していきましょう。

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