• 2026.02.21
  • #家づくりコラム

平屋に中庭を設ける間取りのデメリットとは?費用や快適性で後悔しない設計

平屋に中庭を設ける間取りのデメリットとは?費用や快適性で後悔しない設計

平屋に中庭を設けることで、家族が自然を感じながらゆったりと過ごせる住まいが実現します。
室内から空を眺めたり、心地よい風を感じたりできる空間は、多くの人が憧れる理想の暮らしと言えるでしょう。
しかし、いざ家づくりとなると、その魅力の裏側にある現実的な側面も知っておきたいものです。
後悔しないためには、どのような点に注意すれば良いのでしょうか。

平屋に中庭を設けるデメリットとは

建築費用やメンテナンスの手間がかかる

参考文献によると、中庭を設けることで外壁の面積が増えたり、中庭自体の造作に費用がかさんだりするため、建築費用が高くなる傾向があります。
また、中庭は屋外空間であるため、定期的なメンテナンスが欠かせません。
風で飛んできたゴミや落ち葉が溜まりやすく、排水口の詰まりにつながることも。
植栽を手入れする手間も意外とかかるという声もあります。
大雨の際の排水計画が不十分だと、水はけが悪くなり、カビやコケの原因になることも考えられます。

断熱性や湿気など快適性に影響が出る

中庭に面して大きな窓を設けることで、断熱性が低下し、冬は寒く夏は暑く感じられることがあります。
これは冷暖房効率の悪化にもつながりかねません。
また、中庭に湿気や熱気がこもりやすくなる場合があり、特に西日が強く当たる環境では、室内まで高温になることも。
さらに、湿気が溜まりやすいと、壁にカビが生える原因にもなり得ます。

生活動線が長くなり空間効率が悪化する

家の中心に中庭を設ける間取りでは、部屋から部屋への移動が遠回りになり、生活動線が長くなることがあります。
間取り図上では気にならなかったとしても、実際に暮らし始めると不便を感じるケースも少なくありません。
雨の日など、中庭を通れない状況では、さらに移動が億劫になることも考えられます。
また、中庭を設けるために延床面積を削った結果、後になって「もっと収納スペースが欲しかった」「リビングをもっと広くすればよかった」と後悔する声もあります。

平屋の中庭間取りで後悔しないには

中庭の形状と配置を最適化する

後悔を防ぐためには、中庭の形状と配置を慎重に検討することが重要です。
例えば、採光や通風を確保しにくい環境では、中庭に面する開口部を多く取れるコの字型が適している場合があります。
湿気がこもりやすい土地や、中庭を南向きにしたい場合はL字型が、周囲からの視線を遮りたい場合はロの字型が有効ですが、ロの字型は雪の多い地域では排水や雪片付けに苦労する可能性もあります。
周辺環境や地域の気候を考慮し、最適な形状と配置を選ぶことが、快適な暮らしにつながります。

日々の手入れを考慮した素材を選ぶ

中庭の床材や外壁、植栽など、日々のメンテナンスの手間を軽減できる素材選びも大切です。
地面をそのままにするのではなく、コンクリートを敷いたり、防草シートと砂利を敷いたりすることで、雑草対策になります。
ウッドデッキを設置する場合は、無垢材よりも耐久性やメンテナンス性に優れた樹脂製のものを選ぶのがおすすめです。
植栽も、葉が落ちにくく成長が緩やかな品種を選ぶと、手入れの負担を減らせます。
また、軒を深く出したり、シェードを設置したりすることも、直射日光による劣化を防ぐのに役立ちます。

家族の暮らしに合わせた間取りを設計する

中庭を設ける目的を明確にし、家族のライフスタイルに合わせた間取りを設計することが、後悔しないための鍵となります。
ガーデニングを楽しみたいのか、お子さんの遊び場にしたいのか、趣味のスペースにしたいのかなど、用途によって必要な面積や設備が変わります。
また、キッチンと洗面室を近くするなど、日々の生活動線や家事動線を考慮し、効率的な間取りを心がけましょう。
プライバシーを確保しつつ、家族の気配を感じられるような配置や、子供やペットが安全に過ごせるような配慮も大切です。

まとめ

平屋に中庭を設けることは、採光や通風を取り込み、プライベートな屋外空間を楽しむ魅力的な選択肢です。
しかし、建築費用やメンテナンスの手間、快適性への影響、生活動線の問題など、後悔につながる可能性も存在します。
これらのデメリットは、中庭の形状や配置の最適化、手入れしやすい素材の選択、そして何よりも家族の暮らしに合わせた丁寧な間取り設計によって、十分に解消することが可能です。
理想の中庭のある平屋を実現するために、専門家とよく相談しながら、計画を進めていきましょう。

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