「海の近くは津波が心配だけど、高台なら大丈夫?」
「土砂崩れのリスクがない場所はどうやって探せばいいの?」
明石海峡大橋で本州と繋がる淡路市は、海と山が織りなす美しい景観が魅力ですが、その地形ゆえに「津波」や「土砂災害」への備えは避けて通れません。
特に、南海トラフ巨大地震の発生確率が高まっている今、これから何十年も住み続けるマイホームの場所選びにおいて、防災の視点はデザインや価格以上に重要と言っても過言ではありません。
しかし、必要以上に恐れることはありません。
淡路市が公開しているデータを正しく読み解き、リスクを避けた土地選びと、災害に強い家づくりを行うことで、家族の安全は十分に確保できます。
今回は、淡路市で安心して暮らすために知っておくべきハザードマップの確認ポイント、土地選びの鉄則、そして家そのものの防災対策について解説します。
淡路市のハザードマップを正しく読み解く
津波リスクのある場所、ない場所
淡路市で家を建てる際、真っ先に確認すべきは「津波ハザードマップ」です。
淡路市は大阪湾と播磨灘に面しており、沿岸部の平地は津波浸水想定区域に含まれている場所があります。
しかし、地図をよく見ると、海から少し離れただけで、あるいは一本道を上がっただけで、浸水エリアから外れる場所も数多く存在します。
「海が見える家」に憧れる場合でも、海抜(標高)が十分に高い場所を選ぶことで、津波のリスクを大幅に減らすことができます。
ご自身が検討している土地が「何色のエリア(浸水深)」に入っているのか、あるいは「白いエリア(浸水なし)」なのかを、ピンポイントで確認することが重要です。
山間部・傾斜地の土砂災害リスク
平地が少なく山が海に迫る地形が多い淡路市では、津波と同じくらい警戒すべきなのが「土砂災害」です。
山の近くや、造成された古い住宅地の一部には、「土砂災害警戒区域(イエローゾーン)」や「特別警戒区域(レッドゾーン)」に指定されている場所があります。
こうした土地は、大雨や地震の際に崖崩れや地滑りが起きるリスクがあるだけでなく、住宅ローンの審査が厳しくなったり、火災保険の料率が高くなったりすることもあります。
「緑が豊かで静かそう」という見た目だけで判断せず、その土地が法的にどのような指定を受けているかを確認する必要があります。

「安全」を買うための土地選びの視点
避難ルートまでシミュレーションする
ハザードマップで安全なエリアだったとしても、それで100点満点ではありません。
「いざという時に、安全に逃げられるか」も重要なチェックポイントです。
例えば、自宅は高台にあっても、避難所へ向かう道が土砂崩れで塞がれそうな細い一本道しかなければ、孤立してしまう恐れがあります。
また、高齢者や小さなお子様がいるご家庭では、避難所までの距離や道の勾配も現実的に歩ける範囲かどうを確認しましょう。
土地を見に行く際は、晴れた日の昼間だけでなく、雨の日や夜の状況、そして周辺道路の広さなども自分の目で確かめることをおすすめします。
地盤調査と改良工事の重要性
地震の揺れに対する強さは、「地盤」で決まると言っても過言ではありません。
淡路市内でも、埋立地や、昔は池や田んぼだった場所などは、地盤が軟弱な可能性があります。
軟弱地盤の上にそのまま家を建てると、地震の揺れが大きくなったり、家が傾いたりするリスクがあります。
土地購入後に必ず「地盤調査」を行い、必要であれば「地盤改良工事(杭を打つなど)」を行うことで、足元の安全を確保しましょう。
この費用を見込んで資金計画を立てておくことが、失敗しない家づくりのコツです。

災害に強く、復旧も早い家づくり
耐震等級3は必須条件
どんなに安全な土地を選んでも、家そのものが倒れてしまっては元も子もありません。
これから新築を建てるなら、建築基準法レベル(耐震等級1)で満足せず、消防署などの防災拠点と同等の強さを持つ「耐震等級3」を取得することを強くおすすめします。
大地震の後も住み続けられる強度があれば、避難所生活を避けることができ、生活の再建もスムーズになります。
また、地震保険の割引が受けられるという経済的なメリットもあります。
インフラが止まっても暮らせる備え
災害時には、電気・ガス・水道といったライフラインが止まることを想定しておく必要があります。
太陽光発電システムと蓄電池を導入していれば、停電時でも冷蔵庫やスマホの充電ができ、情報の遮断を防げます。
また、エコキュートのタンク内の水を生活用水として使えるようにしたり、食料庫(パントリー)を大きめに作ってローリングストックをしたりと、間取りや設備の工夫で「在宅避難」ができる家にしておくことが、家族の精神的な安定に繋がります。

まとめ
今回は、淡路市での家づくりにおける災害対策について解説しました。
津波や土砂災害のリスクがある淡路市ですが、ハザードマップを正しく理解し、リスクを避けた土地選びを行うことで、安全に暮らすことは十分に可能です。
しかし、一般の方が詳細な防災マップを読み解いたり、地盤の良し悪しを判断したりするのは難しい部分もあります。
アイフルホーム洲本店では、土地をご提案する際に、ハザードマップの確認はもちろん、過去の土地の履歴や地盤のリスクも含めて、包み隠さずご説明しています。
「デザイン」や「価格」だけでなく、「命を守る」という視点で、お客様にとって本当に安心できる住まいをご提案させていただきます。