• 2026.01.05
  • #家づくりコラム

ペアガラス結露とは?原因と窓交換による根本解決

ペアガラス結露とは?原因と窓交換による根本解決

ペアガラスでも結露が発生する現象は、多くの方が一度は経験することかもしれません。
その原因は一つではなく、家の環境やガラス自体の状態によって異なります。
今回は、ペアガラスに結露が起こるメカニズムを解説し、快適な住まいを保つための具体的な解決策をご紹介します。

ペアガラスの結露の原因

外側結露の原因

ペアガラスでも結露が発生する主な原因は、室内外の温度差と室内の湿度です。
寒い季節には、室外の冷たい空気が窓ガラスを冷やします。
このとき、室内側のガラス表面温度が室内の空気の「露点温度」を下回ると、空気中の水蒸気が水滴となってガラス表面に付着します。
また、換気が不十分で室内の湿度が高い状態が続くと、結露はさらに発生しやすくなります。
ペアガラスは一枚ガラスに比べて断熱性が高いため結露しにくいのは事実ですが、これらの条件が揃うと結露してしまうことがあるのです。

内部結露の原因

ペアガラスの内部結露は、ガラスとガラスの間の空気層(中空層)に湿気が侵入することで発生します。
ペアガラスは、2枚のガラスの間に乾燥した空気を封入し、その周囲を「シール材」と呼ばれる素材で密閉することで、断熱性能を保っています。
しかし、長年使用するうちに、このシール材が紫外線や温度変化、風雨などの影響で劣化し、ひび割れたり剥がれたりすることがあります。
また、ガラス自体に目に見えない細かなクラック(ひび)が入った場合も、そこから湿気が侵入する経路となります。
一度内部に湿気が入り込むと、ペアガラスの構造内で結露が発生し、曇りや水滴となって現れるのです。

根本的な解決策

日常的な対策

ペアガラスの結露、特に外側の結露には、日々のちょっとした工夫で対策が可能です。
まず、室内の湿度を下げるために、こまめな換気を心がけましょう。
窓を10分程度開けるだけでも効果があります。
換気扇を常時回しておくのも有効な手段です。
結露を見つけたら、乾いた布でこまめに拭き取ることも大切です。
放置するとカビやダニの原因になりかねません。
さらに、結露防止シートや吸水テープといった市販のグッズを活用するのも手軽な方法です。
空気を循環させるために扇風機やサーキュレーターを使ったり、室温を過剰に上げすぎないように調整したりすることも、結露の発生を抑えるのに役立ちます。

窓交換という選択肢

日々の対策で改善が見られない場合や、ペアガラスの内部結露が発生している場合は、窓ガラス自体の交換を検討する時期かもしれません。
内部結露は、ペアガラスの密封構造の劣化が原因であり、修理で直すことはできません。
より断熱性能の高い窓ガラス、例えばLow-E複層ガラスや真空ガラスなどに交換することで、結露の発生を大幅に抑えることができます。
窓交換は、結露の根本的な解決策となり、快適な室内環境へと繋がる選択肢と言えるでしょう。

結露放置のリスク

窓の結露を放置することは、単に見た目が悪いだけでなく、様々なリスクを伴います。
結露した水分はカビやダニの温床となり、アレルギーや健康被害の原因となることがあります。
また、カビは建材を腐食させ、建物の耐久性を低下させる恐れもあります。
さらに、結露によって窓の断熱性能が低下し、冷暖房効率が悪化して光熱費が増加することも考えられます。
視界が悪くなるだけでなく、住宅の資産価値にも影響を与えかねません。
ガラスが割れるリスクも高まるため、早めの対策が重要です。

交換費用と補助金

ペアガラスの交換費用は、窓のサイズやガラスの種類によって異なりますが、数万円から数十万円程度が目安となります。
例えば、真空ガラス「スペーシア」のような高性能なガラスに交換する場合、通常のペアガラスよりも費用は高くなります。
しかし、費用負担を軽減するために活用できる制度があります。
「先進的窓リノベ事業」のような国の補助金制度を利用すれば、窓の断熱改修に対する補助金を受けられる可能性があります。
また、災害によって窓が破損した場合は火災保険が適用されるケースもあります。

まとめ

ペアガラスの結露は、室内外の温度差や湿度、そしてペアガラス自体の構造劣化など、複数の要因によって発生します。
結露を放置すれば、カビやダニの発生、断熱性能の低下、さらには建材の腐食といったリスクが高まります。
日々の換気やこまめな拭き取りといった対策に加え、必要に応じて窓ガラスの交換を検討することが、根本的な解決に繋がります。
交換の際には、補助金制度や保険などを活用し、賢く進めることが大切です。

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