• 2026.01.04
  • #家づくりコラム

新築に床下収納は必要?後悔しない判断基準と活用術

新築に床下収納は必要?後悔しない判断基準と活用術

新築の家づくりでは、間取りやデザインだけでなく、収納計画も重要な要素となります。
中でも、床下空間を活用する床下収納は、限られたスペースを有効活用できる魅力的な選択肢の一つです。
しかし、本当に設置すべきか、どのように活用するのが最適なのか、迷う方もいらっしゃるでしょう。
ここでは、新築時に床下収納を検討する際の判断基準や、その効果的な活用法について解説します。

新築床下収納必要か判断基準

床下収納のメリット

新築時に床下収納を設けることには、いくつかのメリットがあります。
まず、居住スペースを圧迫することなく、新たな収納スペースを確保できる点が挙げられます。
部屋の広さを削らずに済むため、特に敷地面積が限られている場合に有効な手段となるでしょう。
また、生活感が出てしまいがちな日用品のストックなども、人目に触れない場所にしまっておけるため、室内をすっきりと保ちやすくなります。
さらに、床下収納は、いざという時に床下を点検するための開口部、いわゆる点検口としても機能します。
シロアリや湿気、水漏れといった床下のトラブルを早期に発見できる安心感も得られるでしょう。
防災用品や、普段あまり使わない季節のアイテム、長期保存可能な食品などの保管場所としても活用できます。

床下収納のデメリット

一方で、床下収納には注意すべきデメリットも存在します。
床下という性質上、温度や湿度の変化を受けやすく、カビや結露が発生しやすい環境になりがちです。
そのため、収納する物によっては傷んだり、カビが生えたりするリスクがあります。
また、床に段差ができることで、つまずきの原因になったり、掃除機がかけにくくなったりすることもあります。
さらに、床下収納の奥の物を取り出す際には、膝をついたり腰に負担がかかったりするなど、出し入れが面倒に感じられることも少なくありません。
頻繁に使うものを収納すると、その手間から結局使わなくなってしまう、という後悔の声も聞かれます。
仕様によっては床の強度が落ち、床鳴りを起こしやすくなる可能性も考慮する必要があります。

床下収納の最適な活用法

収納物の向き不向き

床下収納を効果的に活用するためには、収納する物の向き・不向きを理解することが重要です。
湿気の影響を受けにくく、長期保存が可能なものに適しています。
例えば、レトルト食品や缶詰、ペットボトル飲料や調味料などのストック品、洗剤などの日用品ストックは良い例です。
また、かき氷機や重箱のように、年に数回しか使わない調理器具や食器類、そして防災用の水や食料といった備蓄品も、日常的に出し入れする必要がないため適しています。
逆に、衣類や布団類、お米やお餅など、湿気や温度変化で傷みやすいものやカビが発生しやすいものは避けるべきです。
重いものや、日常的に頻繁に使うものも、出し入れの負担から不向きと言えるでしょう。

湿気対策の方法

床下収納の最大の懸念事項である湿気対策は、入念に行うことが快適な利用の鍵となります。
まず、収納庫の床に除湿剤を置いたり、新聞紙を敷いたりするなどの工夫が有効です。
新聞紙は湿気を吸ってくれるだけでなく、カビの発生を抑える効果も期待できます。
可能であれば、通気性の良い素材や構造の収納庫を選ぶと、カビの発生をより抑えやすくなります。
また、収納する物自体も、湿気の影響を受けにくいものを選ぶように心がけましょう。
さらに、定期的に収納庫の中身を点検し、必要に応じて換気や清掃を行うことで、ホコリやカビ、虫の発生を防ぐことができます。
半年に一度程度は中身をすべて出して、収納庫の内側や枠部分を拭くことを習慣づけるのがおすすめです。

設置場所の選び方

床下収納は、どこに設置するかで使い勝手が大きく変わります。
一般的には、キッチンや洗面室といった水回りの近くに設置されることが多いようです。
これは、床下点検口としての役割を考慮した場合、配管点検がしやすいという実用的な理由があります。
また、パントリーの中やリビング収納の中など、目立たない場所を選ぶことも可能です。
設置場所を選ぶ際のポイントとしては、まず、人が頻繁に行き来しない場所を選ぶことが大切です。
床下収納の蓋の上を頻繁に歩くと、床鳴りを起こしやすくなることがあります。
次に、収納の近くに、出し入れの際に物が置けるような、ある程度のスペースが確保できる場所が良いでしょう。
普段から物が置かれてしまう場所や、極端に狭い場所は避けるべきです。
これらの点を考慮し、ご自身のライフスタイルや動線に合った場所を選ぶことが、後々の後悔を防ぐことに繋がります。

まとめ

新築時の床下収納は、居住スペースを有効活用できるメリットがある一方、湿気や出し入れの負担といったデメリットも存在します。
収納物の向き不向きを理解し、適切な湿気対策や設置場所を選ぶことで、その利便性を最大限に引き出すことができます。
しかし、収納スペースに十分な余裕があったり、出し入れの手間を避けたい場合は、必ずしも設置が必要とは言えません。
ご自身のライフスタイルや収納ニーズを慎重に見極め、後悔のない家づくりに活かしてください。

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