家づくりを検討していると、「建坪」という言葉を耳にする機会が増えるかもしれません。
しかし、この言葉の意味や、他の面積を表す言葉との違いについて、疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
今回は、建坪について、その意味や計算方法、関連用語との違いなどを分かりやすくご紹介します。
家づくりの際に役立つ情報を提供しますので、ぜひ最後までお読みください。
建坪の意味とは何か 基礎知識からよくある疑問まで解説
建坪の読み方と基本的な意味
建坪は「たてつぼ」と読みます。
一般的には、建物の建築面積を坪で表したものを指します。
建築面積とは、建物を真上から見た面積のことです。
ただし、建坪の定義は曖昧で、厳密な定義はありません。
そのため、不動産会社などによって、その意味合いが微妙に異なる場合があります。
建坪と延床面積の違い
延床面積は、建物の各階の床面積の合計です。
2階建ての場合、1階と2階の床面積を合計したものが延床面積となります。
建坪と延床面積は異なる概念で、建坪は建物の平面的な広さを表すのに対し、延床面積は建物の容積的な広さを表します。
平屋建ての場合は、建坪と延床面積はほぼ同じになることが多いですが、必ずしも一致するとは限りません。
建坪と坪単価の関係性と注意点
坪単価とは何か その算出方法
坪単価とは、延床面積1坪あたりの建築費用です。
建築費用の合計を延床面積(坪)で割って算出します。
建坪ではなく、延床面積を使用することに注意が必要です。
坪単価に含まれる費用と含まれない費用
坪単価に含まれる費用は、施工会社によって異なります。
一般的には、建物本体の工事費用が含まれますが、外構工事費、地盤改良工事費、諸経費などは含まれないことが多いです。
正確な内容については、契約前に必ず確認しましょう。
坪単価と建坪の関係性
坪単価の算出には延床面積を使用するため、建坪とは直接的な関係はありません。
ただし、平屋の場合、延床面積と建築面積(建坪とほぼ同義)がほぼ等しくなるため、間接的に関係すると言えるかもしれません。
坪単価を理解して賢く家づくりをするために
坪単価は、家づくりの費用を把握する上で重要な指標です。
しかし、坪単価だけで判断せず、含まれる費用や延床面積などを総合的に検討することが重要です。
まとめ
この記事では、建坪の意味、計算方法、関連用語との違い、坪単価との関係性について解説しました。
建坪は曖昧な定義を持つ言葉であるため、使用する際には注意が必要です。
家づくりにおいては、建坪だけでなく、建築面積、延床面積、建ぺい率、坪単価といった様々な用語を理解し、それらを総合的に考慮することで、後悔のない選択をすることができます。
正確な情報を得るためには、専門家への相談も有効です。
それぞれの用語の意味を理解し、設計者や施工会社と綿密なコミュニケーションをとることが、理想の住宅を建てるための重要な一歩となります。