住宅ローンの返済負担率とは?
住宅ローンの返済負担率とは、返済比率とも呼ばれ、額面年収に対する住宅ローンの年間返済額の占める割合を表す数値となります。 月々の返済額を上げれば上げるほど、返済負担率のパーセンテージは上昇するため、適切な住宅ローンの借入額でなければ住宅ローンの負担は生活を圧迫する可能性があります。 例えば、額面年収800万円の人が返済負担率20パーセントから25パーセントで考えた場合、住宅ローンの年間返済額は160万円から200万円となります。 ここで気を付けなければいけないポイントは、返済負担率は額面年収ではなく、実際の手取り金額で考えることです。 額面年収が800万円である場合、実際の手取りは600万円ほどとなります。 返済額160万円から200万円で返済負担率を計算した場合は、手取りの年収に対して返済負担率は26パーセントから33パーセントとなります。 住宅ローンの借入の際で使用されるのは額面金額であるため、実際の金額で考えましょう。
適切な住宅ローンの返済負担率はどのくらいなのか?25パーセント程度が妥当!
返済負担率は一般的に20から25パーセントの範囲内にとどめておくのが、無理なく返済していく水準となっています。 返済負担率は額面年収での計算になるため、手取り年収に対しての負担率20パーセントほどで抑えると、余裕をもって返済していけるでしょう。 また、適正な借り入れかどうかを判断するには、返済負担率だけを考えるのではなく、年収倍率についても考えましょう。 年収倍率とは、住宅ローンの総返済額が年収の何倍になるのかを算出したものです。 住宅ローンの場合は、年収倍率7倍から8倍までが適正な年収倍率だとされています。 例えば、年収600万円の場合で考えると、適正な住宅の購入価格は4200万円から4800万円の範囲内が限界となります。