アイフルホーム洲本店

片流れ屋根のメリットとデメリットって?対策と一緒にご紹介!

屋根の形状にこだわり、住宅の機能性とデザインに敏感な方は多くいらっしゃるでしょう。
片流れ屋根はそのシンプルさと機能性で多くの注目を集めています。
しかし、そのメリットの裏には、特有のデメリットも潜んでいます。

本記事では、片流れ屋根のメリットとデメリットを紹介し、それらの問題点を解決するための具体的な方法をご提案します。

□片流れ屋根のメリットとデメリットをご紹介!

片流れ屋根は、独特のスペースの活用や、太陽光パネル設置の容易さ、低コストなどのメリットで人気を博しています。

その一方で、屋根や外壁の劣化しやすさ、雨漏りのリスクが高まるというデメリットも抱えています。

*片流れ屋根のメリット

1:屋根裏スペースが活用可能

片流れ屋根は傾斜をつけることで小屋裏収納部屋を作れ、収納力を高めて居住スペースを広く使えるため、おすすめです。

2:太陽光パネルの設置

広い屋根面積を持つ片流れ屋根は、太陽光パネルの設置にも適しています。
特に南向きの傾斜があれば、太陽光発電の効率が向上します。

3:コスト面の利点

片流れ屋根はシンプルな構造であるため、建築費用が抑えられる点も魅力的です。
初期コストやリフォーム時の費用が低く抑えられるため、経済的な選択肢となります。

*片流れ屋根のデメリット

1:屋根・外壁の劣化の原因

片流れ屋根は、特定の方向に傾斜があるため、雨風や紫外線の影響を一方向から集中的に受けます。
これが屋根材や外壁の劣化を早める主な原因です。
特に、軒先のない壁面は、自然の影響をダイレクトに受けるため、注意が必要ですよ。

2:雨漏りのリスク

片流れ屋根は、一枚屋根で接続部分が少ないため、一見雨漏りしにくいように思われがちですが、実際には破風板や野地板の境目から雨漏りが発生することがあります。
また、結露による劣化も雨漏りの一因となり得ます。

□片流れ屋根のデメリットへの対策は?

片流れ屋根のデメリットに対処するため、以下のような方法が考えられます。

1:透湿ルーフィングの活用

雨漏り対策として、透湿ルーフィングの使用は非常に効果的です。
透湿ルーフィングは屋根材の下に敷くもので、強度があり破れにくく、伝い水や雨風の吹き込みを防ぐ効果があります。

2:屋根裏の換気改善

湿度対策としては、換気棟や換気口の設置が重要です。
これにより結露を防ぎ、屋根全体の腐食を防ぐことにつながります。

3:ケラバ用水切り板金の設置

建物の外壁から出っ張った屋根部分を「ケバラ」と呼び、日当たりの調整や外壁の劣化防止、雨水の吹き込み防止の役割を持っています。

しかし、雨漏りしやすい場所でもあります。
そのため、ケバラ用の水切り板金を使用することで雨漏りを防ぐ方法が考えられます。

□まとめ

片流れ屋根は、スペースや経済的なメリットがありながら、特有のデメリットも把握しておく必要があります。
劣化のリスクや雨漏り問題を軽減するためには、透湿ルーフィングの使用、屋根裏換気の改善、ケラバ用水切り板金の設置などの対策が効果的です。

これらの対策を取り入れることで、片流れ屋根の美しさと機能性を長期間保つことが可能になります。

PAGE TOP