津波に強い家とは?流されないための構造と選び方を解説
東日本大震災から10年。
あの日、津波によって多くの家々が流され、大切な家族を失った人々も少なくありませんでした。
「もしあの時、もっと強い家だったら…」
そう考える方は、決して少なくないはずです。
家族を守るために、住む人にとって安全な家とはどんな家なのか。
今回は、津波に強い家の構造や選び方について解説していきます。
これから家づくりを検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
東日本大震災では、多くの住宅が基礎を残し流されてしまいました。
しかし、中には津波の被害から家を守り、住む人の命を守った家もありました。
1: WPC工法
WPC工法とは、鉄骨とコンクリートを組み合わせた構造のことです。
鉄骨は強度が高く、コンクリートは耐水性と耐久性に優れているため、地震や津波に強い構造を実現することができます。
2: WPC工法のメリット
WPC工法には、以下のようなメリットがあります。
・地震に強い
・津波に強い
・耐久性が高い
・火災に強い
3: WPC工法のデメリット
一方で、WPC工法には以下のようなデメリットもあります。
・木造住宅に比べて価格が高い
・建設期間が長い
4: WPC工法を採用した住宅事例
近年では、WPC工法を採用した住宅が増えてきています。
実際に、東日本大震災で津波の被害を受けた地域でも、WPC工法で建てられた家は、ほとんど被害を受けなかったという事例も報告されています。
では、実際に津波に強い家を選ぶためには、どのような点に注意すればよいのでしょうか。
1: 住宅性能表示制度を活用する
住宅性能表示制度とは、住宅の性能を客観的に評価し、表示する制度です。
この制度を活用することで、住宅の耐震性や耐久性、断熱性などの性能を比較することができます。
2: WPC工法を採用している住宅メーカーを選ぶ
WPC工法を採用している住宅メーカーは、地震や津波に強い家を建てるノウハウを持っています。
住宅メーカーを選ぶ際には、実績や技術力などをしっかりと確認することが大切です。
3: 地盤調査を行う
地盤調査は、家の基礎を建てる前に必ず行うべき調査です。
地盤調査を行うことで、地盤の強度や液状化の可能性などを把握することができます。
津波に強い家を選ぶためには、地盤調査で得られた情報に基づいて、適切な基礎設計を行う必要があります。
4: 避難経路を確保する
津波が発生した場合、安全な場所に避難することが最も重要です。
そのため、家には避難経路を確保しておくことが大切です。
例えば、2階建ての家であれば、2階に避難できるよう、階段やベランダなどに避難用の通路を確保しておく必要があります。
津波に強い家を選ぶためには、WPC工法を採用したり、住宅性能表示制度を活用したりするなど、様々な方法があります。
大切なのは、自分の家族を守るために、しっかりと情報収集をして、最適な家を選ぶことです。
今回の記事が、家づくりの参考になれば幸いです。