注文住宅を建てる場合の費用の内訳とは?
皆様の理想を叶えられる注文住宅は胸が躍りますよね。
ハウスメーカーやインテリアデザインを探して、本格的に住宅建設に向けて動き出している、という方も多いのではないでしょうか。
しかし、やはり気になるのは費用。
一口に費用といっても、その内訳はさまざまです。
そこで今回は、注文住宅を建てるにはいくらかかるのか、その内訳とともにご紹介します。
注文住宅を建てるためには、建物そのものにかかる本体工事費用とは別に、別途工事費用や諸費用が必要です。
上記3つを合わせて「総費用」と呼び、この総費用が実際に住宅を建てる上で必要な額を表すのです。
1.本体工事費用
本体工事費用は、その名の通り、建物を建てるためにかかる工事費用です。
家の土台を作るための基礎工事費や、その加工費、お風呂やキッチンを設置する設備費、照明配線やコンセントにかかる電気工事費が含まれます。
この本体工事費用は、総費用の80パーセント前後を占めるといわれています。
例えば、広告で「1000万円の家」と謳われているのを見たことはないでしょうか。
一見、「1000万円あれば住宅が建つ」と思ってしまいがちですが、注意が必要です。
この1000万円はあくまでも本体工事費用のみを表しており、総費用は1000万円を80パーセントで割った1250万円になるのです。
2.別途工事費用
別途工事費用とは、建物そのものの工事以外にかかる費用のことです。
例えば、駐車場、エアコン、庭、照明器具の購入に使われます。
別途工事費用は総費用の20パーセント前後を占めるとされていますが、土地の状態によって、その金額は上下します。
せっかく安い土地を見つけても、家を建てるのに適していなければ、その分別途工事費用がかかってしまうという注意点も。
3.諸費用
諸費用とは、住宅の引き渡し前後で基本的に現金で支払うことになる費用のことです。
税金やローンの手続き料、保険料や家具の購入費が挙げられます。
諸費用は、本体工事費用と別途工事費用を足し合わせた建築工事費の10パーセント前後といわれています。
家を建設するためには、必然的にかかってしまう費用であるため、多めに見積もっておくと安心ですね。
注文住宅を建てる際、一番初めに支払わなければならないのは、頭金と諸費用です。
住宅ローンを組むとしても、初期費用は手元に用意しておかなければなりません。
頭金とは、住宅ローンのうち、新居を引き取る際に現金で支払う金額のことを指します。
一般的に、頭金は購入代金の10から20パーセントといわれていますが、借入金額や自己資金によっては金額が異なるので、トラブルを防ぐためにも、事前に確認しておきましょう。
先に紹介した諸費用も、完工時に支払いが必要な費用の1つ。
登記手続き料や仲介手数料がいくらなのか、頭金と同様、事前に見積もりを出しておくことをおすすめします。
注文住宅を建てるためには、建物そのものにかかる本体工事費用だけでなく、別途工事費用や諸費用が必要となります。
初期費用として、初めに現金で支払わなければならない額も含めて、見積もりを出すと良いですね。
今回ご紹介した費用の内訳を参考に、素敵な注文住宅を建設なさってください。