洲本店

注文住宅をご検討中の方で、費用が気になる方も多くいらっしゃるでしょう。
注文住宅を建てる際は、住宅の本体価格だけではなく、付帯設備の設置費用や諸費用などがかかります。
今回は、注文住宅の費用の内訳と、坪単価について注意しておきたい点についてご紹介します。

□注文住宅の費用の内訳

注文住宅の費用は、主に「本体建築工事費」「別途工事費(付帯工事費)」「諸費用」の3つに分けられ、所有地がない場合には、それらに加えて土地の購入費用がかかります。
ここでは、それぞれの費用の詳しい内訳をご紹介します。

まず、土地の購入費用の内訳は以下の通りです。

・土地取得費
・不動産会社への仲介手数料
・印紙代
・登記にかかる登録免許税
・固定資産税、都市計画税

次に、建物本体工事費の内訳は以下の通りです。

・仮設工事の費用
・基礎工事の費用
・木工事の費用
・内外装工事の費用
・設備設置の費用
・設計料

付帯工事費の内訳は以下の通りです。

・駐車場や庭、門、塀など外構工事の費用
・水道管やガス管を敷地内に引き込む工事の費用
・照明やエアコン、カーテンなどの購入と取り付け工事の費用
・古い家の解体費用、地盤調査費、地盤改良工事費

諸費用の内訳は以下の通りです。

・ハウスメーカーや工務店との契約にかかる費用
・不動産取得、住宅ローンの費用
・保険料
・家具や家電の購入費用
・引っ越し費用

□注文住宅の費用内訳では坪単価を確認

坪単価とは、家を建てるときにかかる1坪あたりの建築費のことです。
ここでは、坪単価について注意したい点を2つご紹介します。

＊延床面積と施工床面積

坪単価を計算する際に、延床面積ではなく施工床面積を用いる場合があるため、注意が必要です。
延床面積で計算するとベランダや小屋裏収納、玄関ポーチなどは含まれませんが、施工床面積だとそれらを含んで計算するため、施工床面積の方が坪単価が安く算出されます。

＊坪単価が示す費用の範囲

坪単価は建物の本体価格を延床面積で割った金額ですが、本体価格には屋外設備の工事費のような別途工事費や、各種税金のような諸経費は含まれていません。
そのため、坪単価として締め割れる金額は、あくまでも最低価格であることを覚えておきましょう。

□まとめ

注文住宅を建てる際は、本体建築工事費や別途工事費、諸費用、場合によっては土地の購入費用がかかります。
建築費の計算に用いられることが多い坪単価ですが、延床面積と施工床面積のどちらで計算しているのか確認し、坪単価が示す費用は最低価格であることに注意しましょう。