図面上では実際の照明のイメージをすることが困難です。
そのため、実際に住み始めた後に、後悔するケースが多くあります。
今回は、キッチン照明に注目して失敗例を紹介します。
□後悔したキッチン照明の失敗例
照明の個数が足りなかったり、設置箇所が悪かったりすると、作業をする際に手元が暗く感じるというのが最も多い後悔ポイントです。
キッチンに立った際に、照明が背中の方向にある場合、手元が暗くなります。
特に包丁を使用する際は、手元が暗いと危険なので注意しましょう。
最近の間取りでは、キッチンとリビング、ダイニングが一続きになっているLDKタイプが増えています。
それに合わせて、統一感を出すために、照明の色やデザインを合わせるご家庭もあります。
その際、キッチンの電球をオレンジ色の暖かみのある電球色にしてしまうと、料理の際に手元が見えにくくなる可能性があります。
3つ目は、「照明のスイッチを1つにまとめてしまうこと」です。
キッチン照明をシンク上と天井の2か所につけるご家庭が多く見られます。
それらの照明は基本的に同時につけたり消したりするため、スイッチをひとまとめにする方もいるかもしれません。
しかし、就寝前や夜中にキッチン全体を明るくすると、眩しくて目が覚めてしまう可能性があります。
そのため、それぞれにスイッチを設置することをおすすめします。
□キッチン照明の種類と特徴について紹介します!
ご希望の雰囲気や間取りに合わせて、最適な照明を選択しましょう。
埋め込んで設置をするため、すっきりとした見た目になります。
また、個数を調節して設置できるため、十分な光を必要な所に届けられます。
キッチン全体を明るく照らし、調理を安全に行えるのが魅力のひとつです。
特に、スペースをとらない薄型のものや埋め込みタイプの物がおすすめです。
ペンダントライトは、天井から吊り下げて設置します。
存在感があり、キッチンをおしゃれで華やかな印象にします。
注意点として、低く設置しすぎると調理の邪魔になったり、まぶしかったりする可能性があります。
そのため、目線より少し上の高さに設置することをおすすめします。
スポットライトは、狭い範囲に集中して光を照射します。
暗いベース照明と組み合わせることで、お洒落な印象かつ手元を明るくできます。
□まとめ
キッチン照明では、何よりも安全に調理ができるように、手元を明るく照らすことが大切です。
その上で、お洒落な雰囲気を楽しみたい方は、照明の種類や設置場所にこだわりましょう。
キッチンの設計に関して、ご不明点がございましたらお気軽にご相談ください。