吹き抜けの照明で失敗したくない!失敗してしまう原因とは?
おしゃれな家と聞いて、吹き抜けのある天井の高い家を思い浮かべる方も多いでしょう。
開放感があり大人気の吹き抜けですが、実際にマイホームに吹き抜けを採用しようとお考えの方は、一緒に考えなければいけないことがあります。
それが、照明プランについてです。
今回は、実は失敗しがちな吹き抜けの照明についてご紹介します。
吹き抜けを採用した住宅で失敗として最初にあがりがちなのが、照明についてです。
その最たる原因は、光量について。
つまり、明るすぎたり、暗すぎたりすることが後悔に繋がりやすいのです。
吹き抜けは天井が高くなるので、光量を心配して光の強い照明を採用する方も多いです。
しかし照明が明るすぎると落ち着かなくなってしまいます。
一方で、暗すぎたという後悔もよく見られます。
特に寝室などで採用されるシーリングライトを吹き抜けに採用すると、どうしても下まで明かりが届かず部屋が暗く感じられるようです。
吹き抜けは天井の高さが特徴なので、照明も簡単には付け替えられません。
できるだけ吹き抜けにぴったりな照明を、最初から採用しておくのが理想です。
ポイント1.壁面を明るくする
吹き抜けでは、壁面に光を当てることで光が分散され、強い光の照明でもちょうどよい明るさになります。
そのため吹き抜けに採用する照明は、光が全方向に拡散される高天井ブラケットや照射方向を一点に集中できるスポットライトなどがおすすめです。
照明器具をうまく使うことで、光がのびやかになり、吹き抜けならではの開放感をより演出できます。
ポイント2.照明の位置を高くしすぎない
いくら明るい照明を採用しても、天井の一番上に設置すると光は届きづらくなってしまいます。
また、吹き抜けの天井の一番上に照明を設置すると、どうしても手入れの手間がかかってしまうのもネックです。
そこで、照明の位置を少し低めに設置してみてはいかがでしょうか。
ちょうど壁面に光が当たるので、ポイント1の応用にもなります。
低めの壁面に設置できる照明としてはブラケットライトがおすすめです。
吹き抜けのある家は憧れますが、一般の住宅と違う造りだからこそ照明計画にも気を配らなければいけません。
照明が暗すぎると雰囲気が陰鬱になったり手元が見えなかったりデメリットしかありませんが、明るすぎてもなかなか落ち着きません。
吹き抜けでの照明計画は、壁面を明るくすること、照明を低めに設置することを意識してみてください。