自分たちの理想の家作りを行えるのが、注文住宅の良いところです。
しかし、どの程度の金額でどのような家を建てられるのか知っていなければ、具体的なプランを考えられません。
今回は一戸建てにかかる費用の相場と平均相場の実例についてご紹介します。
□一戸建てにかかる費用の相場
一戸建ての購入相場は、建物だけを購入する建売住宅か、土地の購入が必要な注文住宅によって異なります。
また、家を建てる地域によっても費用相場は変化するため、人口集中地域である首都圏では、より高額になります。
2019年度におけるフラット35の利用者調査によると、一戸建ての全国相場の建売住宅は約3500万円、土地付きの注文住宅は約4300万円となっています。
首都圏だけに絞った場合の建売住宅は約4000万円、土地付きの注文住宅は約5000万円の購入相場となっています。
また、一戸建てを購入する際に必要となる頭金の平均額は、建売住宅で約300万円、土地付きの注文住宅では約450万円を用意しています。
□一戸建ての平均相場の実例
先ほどご紹介した通り、一戸建ての平均相場は3500万円となっています。
では、3500万円で建てられる家の広さはどれくらいであるのかというと、全国平均では床面積125平方メートル(約39坪)です。
首都圏や関西圏の平均であれば、150万円から250万円ほど上乗せした金額になります。
3000万円台での注文住宅を一言でいうと、希望が叶いやすい家となります。
3000万円前半では平均的な家となり、後半では設備や建築材のグレードを上げられる価格帯となるでしょう。
すべての希望は実現できませんが、平均的な質と広さを確保できる家を建てられます。
外装のデザインを重視する場合は、内装は手軽な建材を利用すると言う風に、限られた予算の中でコストをかけるところと抑えるところを考えることが大切です。
できることとできないことを選びながら家を建てていくため、計画段階での時間はかかりますが、それが家づくりの醍醐味であるのかもしれません。
□まとめ
一戸建ての注文住宅を建てる際の平均費用は、3000万円台を目安にすると良いでしょう。
同じ価格帯でも、お金をかけるポイントによっては全く異なった家を建てられるため、しっかりと計画を立てた場合は、理想に近づけた家に住むことができるかもしれません。
失敗しないためにも、時間をかけて家づくりの計画を立てましょう。