ジョリパットで外壁塗装!費用と注意点まとめ
外壁リフォームを検討中の方、あるいは住宅の新築を計画されている方にとって、外壁の仕上げ材選びは重要な課題です。
さまざまな素材がありますが、その中でも「ジョリパット」は、個性的なデザインと高い耐久性で注目を集める選択肢の一つです。
しかし、ジョリパットについて詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。
今回は、ジョリパットの特徴、メリット・デメリット、価格帯、施工に関する注意点などを解説します。
ジョリパットは、砂などを塗料に混ぜたモルタル外壁用の意匠性塗材です。
フランス生まれのこの塗材は、日本では1975年に発売され、長年にわたり多くの住宅の外壁に使用されてきました。
以来、機能性、カラーバリエーション、デザイン性の向上など、様々な改良が重ねられています。
ジョリパットは、100種類以上のデザインパターンと180色以上のカラーバリエーションを誇ります。
ボーダーパターン、スクラッチパターン、ローラーパターンなど、多様なパターンがあり、使用する骨材の種類や量によっても仕上がりが変化します。
既存の外壁への再塗装も可能で、新築だけでなくリフォームにも適しています。
さらに、外壁用だけでなく内装用、あるいは内外装両用として使用できる製品もあります。
耐候性、消臭抗菌機能を備えたタイプなどもラインナップされています。
ジョリパットは耐久性・耐候性に優れ、長期間にわたって美しい状態を保ちます。
色あせしにくく、雨による汚れも付きにくいので、塗り替え回数を減らせ、メンテナンス費用を抑えられます。
豊富なカラーバリエーションとデザインパターンから、住宅の個性を際立たせる外壁を創り出せます。
汚れが付着しても、水で洗い流したり、中性洗剤で落とすことが可能です。
人体や環境に配慮した素材を使用しており、ホルムアルデヒドの放出量が少ない製品もあります。
ジョリパットは、現場で職人による手作業での施工となるため、サイディングなどに比べて施工費用と工期が高くなる傾向があります。
職人の技術によって仕上がりが左右されるため、施工業者選びが重要になります。
高圧洗浄機を使用すると、塗膜が傷む可能性があります。
ジョリパットの価格は、使用するパターンやグレードによって大きく異なります。
標準的なグレードでは、平方メートルあたり5,000円前後が目安ですが、内装用や特殊な材料を使用する場合は、平方メートルあたり数万円を超えることもあります。
ジョリパットはデザインとカラーバリエーションが豊富です。
施工前に、サンプルやショールームで実物を見て確認することが重要です。
特に、太陽光が当たる場所での色味を確認することで、仕上がりのイメージをより正確に把握できます。
ジョリパットの仕上がりは、職人の技術力に大きく依存します。
施工実績が豊富で、技術力が高いと評判の業者を選ぶことが大切です。
施工前に、既存の外壁の状態、デザイン、カラー、予算などを、施工業者と十分に話し合って確認しましょう。
ジョリパットは、デザイン性と耐久性に優れた外壁仕上げ材です。
豊富なバリエーションから、住宅の個性を表現できる反面、施工費用や工期、職人選びには注意が必要です。
この記事で紹介したメリット・デメリット、価格帯、施工に関する注意点などを考慮し、ご自身の住宅に最適な選択をしてください。
ジョリパットの採用を検討する際には、長期的な視点でコストパフォーマンスを評価することも重要です。
また、定期的なメンテナンスを行うことで、ジョリパットの美しさと耐久性を長く保つことができます。
外壁リフォームや新築工事の際には、ジョリパットをぜひ選択肢の一つとしてご検討ください。