しっかりと備えておこう!家の中でできる地震対策について
日本は「地震大国」と呼ばれるほど、地震が多く発生しています。
いつ、どこで発生するか分からない地震だからこそ、改めて地震に対する防災、対策について考える必要があります。
この記事では、家の中でできる地震対策や地震に備えて家庭内で話し合っておくことについてご紹介するので、参考にしてみてください。
地震の激しい揺れの中では、家具や家電が凶器となってしまうことがあります。
1995年に発生した阪神・淡路大震災の怪我の原因の50パーセントは家具転倒によるものといわれています。
家具の転倒防止対策にはいくつかの方法があり、ここではタンス・食器棚・本棚などの背の高い家具の転倒を防ぐ方法についてご紹介します。
家具転倒防止器具には、以下の5つの種類があります。
・ストッパー式器具
・マット式器具
・ポール式器具(つっぱり棒)
・ベルト式器具
・L型器具
賃貸住宅や壁の材質により穴を開け、金具を使用するのが難しい場合はポール式器具とストッパー式器具かマット式器具を組み合わせると良いでしょう。
家具を器具で固定できない場合は、身近にあるダンボールまたは滑り止めシートを使用して家具を固定してください。
家具が回転したり、倒れたりしないように、家具と天井の隙間を埋めることも効果的です。
器具や身近にあるダンボール、滑り止めシートでも固定できない場合は家具の配置を変更しましょう。
家具の位置や向きを変更し、大型の家電製品や家具を廊下・部屋のドアの近く、火気の周辺、避難の妨げになる場所に置かないようにしましょう。
いざという時に慌てないために、災害時の行動や連絡方法をしっかりと話し合っておきましょう。
1つ目は、災害時の避難場所です。
地域ごとに指定された避難場所があり、市町村ごとに用意されている防災情報マップで確認できるため、予めダウンロードして用意しておきましょう。
また、避難場所までの安全な避難経路を家族で歩いて確認しておきましょう。
2つ目は、安否確認の手段です。
災害時には、電話やメールで連絡が取れないことがよくあります。
NTTの災害用伝言ダイヤル171と携帯電話会社の災害用伝言板の使い方を確認しておきましょう。
また、震災後の体験談では電話やメールよりもSNS(Twitter、LINE、Facebookなど)の方が連絡が取りやすいとの声が多く寄せられています。
電話やメールの代わりに、少なくとも1つあれば安心です。
この記事では、家の中でできる地震対策や地震に備えて家庭内で話し合っておくことについてご紹介しました。
家具を器具や滑り止めシートで固定したら終わりというわけではありません。
時間の経過とともに器具のネジが緩んだり、シートの粘着性が低下したりすることがあります。
そのため、月に1度は定期点検を行うようにしましょう。